関連文献紹介です。
日本医事新報4月3日号から、【特集】プライマリケア医応援プログラム「GPのためのPower UPレシピ」の連載が始まっています。
ご購読の方はぜひご覧下さい。
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【 特集 】プライマリケア医応援プログラム「GPのためのPower UPレシピ」
第1回 連載のはじめに言っておきたいこと-私自身のことも含めて…
名郷直樹(東京北社会保険病院臨床研修センター長)
第2回 仮説演繹法、3C、除外診断のための3要素
名郷直樹(東京北社会保険病院臨床研修センター長)
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こちらもどうぞ。
クリニックの窓 ~教えて、開業医のホント~(2014年4月号)
わが街の医療最前線(2012年10月23日日刊ゲンダイ掲載記事)
※月1000件の訪問診療はウェブサイトの誤植です。訪問診療件数の実績はこちら。
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2010年4月30日金曜日
上手な振り返り
医学書院の「看護管理」4月号特集「よりよい現任教育システムの構築をめざして」に「上手な振り返り、やる気を引き出すかかわりとは」が掲載されています。
名郷直樹.上手な振り返り、やる気を引き出すかかわりとは.医学教育の現場から.看護管理 2010;20(4):312-314.
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医学書院
看護管理 ISSN 0917-1355 (Print) ISSN 1345-8590 (Online) 20巻4号(2010.04)P.312-314(ISID:1686101717)
特集 よりよい現任教育システムの構築をめざして
上手な振り返り,やる気を引き出すかかわりとは─医学教育の現場から
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名郷直樹.上手な振り返り、やる気を引き出すかかわりとは.医学教育の現場から.看護管理 2010;20(4):312-314.
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医学書院
看護管理 ISSN 0917-1355 (Print) ISSN 1345-8590 (Online) 20巻4号(2010.04)P.312-314(ISID:1686101717)
特集 よりよい現任教育システムの構築をめざして
上手な振り返り,やる気を引き出すかかわりとは─医学教育の現場から
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2010年4月24日土曜日
2010年4月17日土曜日
日本語の壁は欠点か利点か(2)
つづきます。
2006年の日本プライマリ・ケア学会で、千葉大学の電子カルテの取り組みが発表されています。WORDファイルで公開されていますので、ご注意ください。
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ICPC-2ワークショップ(WORDファイル)
千葉大学におけるICPCの臨床応用
千葉大学医学部附属病院地域医療連携部藤田伸輔
SystemIVでは電子カルテの中でICPC-2を前面に出すよりも、データウェアハウスの中でテキスト記載された医師記録をICPC-2へ自動コーディングし、その結果を分析できるように計画した。
System IVではデータウェアハウス用のサーバーを用意したことが一つの特徴である。千葉大学の電子カルテはSOAPシステムであり、それぞれの入力領域は独立している。このためICPC-2へのコーディングはS領域のみを対象とすればよい。S領域の記載をデータウェアハウス上で茶筌(日本語形態素解析プログラム:http://chasen.naist.jp/hiki/ChaSen/)を用いて単語に切り出し、このなかからICPC-2へ変換可能なもののみを変更し、ICPCリストを作成する方針とした。
(一部抜粋)
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コードを意識せずにテキスト記述から自動的にコードを取り出す仕組みが必要です。データマイニングの技術はどこまで進歩しているのでしょうか。茶筌には興味があります。
SOAPシステ診のS領域の症状・愁訴・受診理由についてはICPC-2で自動コードし、O領域の身体所見についてはPHYXAMで自動コードする方向性がよいように思います。
さらに勉強が必要ですね・・・。
2006年の日本プライマリ・ケア学会で、千葉大学の電子カルテの取り組みが発表されています。WORDファイルで公開されていますので、ご注意ください。
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ICPC-2ワークショップ(WORDファイル)
千葉大学におけるICPCの臨床応用
千葉大学医学部附属病院地域医療連携部藤田伸輔
SystemIVでは電子カルテの中でICPC-2を前面に出すよりも、データウェアハウスの中でテキスト記載された医師記録をICPC-2へ自動コーディングし、その結果を分析できるように計画した。
System IVではデータウェアハウス用のサーバーを用意したことが一つの特徴である。千葉大学の電子カルテはSOAPシステムであり、それぞれの入力領域は独立している。このためICPC-2へのコーディングはS領域のみを対象とすればよい。S領域の記載をデータウェアハウス上で茶筌(日本語形態素解析プログラム:http://chasen.naist.jp/hiki/ChaSen/)を用いて単語に切り出し、このなかからICPC-2へ変換可能なもののみを変更し、ICPCリストを作成する方針とした。
(一部抜粋)
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コードを意識せずにテキスト記述から自動的にコードを取り出す仕組みが必要です。データマイニングの技術はどこまで進歩しているのでしょうか。茶筌には興味があります。
SOAPシステ診のS領域の症状・愁訴・受診理由についてはICPC-2で自動コードし、O領域の身体所見についてはPHYXAMで自動コードする方向性がよいように思います。
さらに勉強が必要ですね・・・。
日本語の壁は欠点か利点か
ひきつづき電子カルテ開発についての情報収集。新病名思い出しツールに触発されています。まとめられていませんが、徐々に理解できてきました。
電子カルテの診療記録を分析するには、コードなどで表記を統一して集計する必要があります。欧米ではSNOMED CTというコードが普及しています。
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IHTSDO: International Health Terminology Standards Development Organisation
SNOMED CT
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しかし、SNOMED CTには日本語版がないことや、以下のような問題があるようです。
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臨床分析を目指した症状記載コードの比較 PHYXAM、SNOMED-CT、ICFについて
SNOMED-CTでは電子カルテへの導入をスムーズに行うというコンセプトからか、意味による階層構造を重視した作りになっている。しかしこの意味による階層構造は検索性の点でやや問題を残しており、また部位の分類など本邦の分類になじみにくい面もあり、日本語訳は必ずしも容易ではない。
(一部抜粋)
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このような欠点を踏まえて、身体所見を中心にコードしたPHYXAMというコードが日本で作られているようです。PHYXAMは公表されており、ダウンロード可能です。
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医療情報システム開発センター
症状・所見マスター<身体所見編>
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PHYXAMは電子カルテに適用しようと試みられたようですが、その後どうなっているかは情報不足でわかりません。
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電子カルテシステムにおける "PHYXAM" 適用の試み
今後、部品化されたPHYXAMコード準拠のテンプレートを充実されることにより、医療現場で意識することなく、二次利用可能な所見の蓄積が可能となることが期待される。
(一部抜粋)
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臨床分析を目指した症状記載コードの比較 PHYXAM、SNOMED-CT、ICFについて
一方PHYXAMは検索性を重視して開発したため分析性に優れ、部位についても意味を持った階層構造化コードを採用したため文化間の違いを吸収しやすくし、翻訳の便として英語版を用意し、さらに他の言語へも翻訳しやすいように翻訳用テーブルも用意した。また値の評価に程度論理型を定義し、「あり・なし」による二段階表現から「3+、2+、+、±、-」の五段階評価までを許容し、これらの評価基準間の変換テーブルを用意した。このような配慮によりPHYXAMを用いれば国内での多施設間共同研究はもちろん、他国との共同研究にも利用可能な仕様である。
PHYXAMの問題点は詳細な記載が可能であり、構造化に伴って記載が冗長となり可読性に劣り、記載に時間がかかることが問題点である。これらの問題点を解決するためにはインターフェースを改善する方法と、ICF、ICPC-2、およびSNOMED-CTとの対応テーブルを作成してそれぞれの長所を生かす方法が考えられる。現在はICFとICPC-2について対応テーブルを利用可能であり、患者の訴えをICPC-2でコード化し、これを元に最低限必要な身体所見をICFで絞り込み、PHYXAMの表示項目を絞り込むインターフェースを開発可能とした。SNOMED-CTとの対応テーブル開発は今後の課題である。
(一部抜粋)
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コードがうまく適用されるためには、医療従事者が意識せずに入力・変換されて蓄積されることが必要です。そのためには、入力されたテキストとコードと媒介する優れたインターフェースの開発が必要になるということでしょうか。ここに難しさがあるのでしょう。
つづく
電子カルテの診療記録を分析するには、コードなどで表記を統一して集計する必要があります。欧米ではSNOMED CTというコードが普及しています。
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IHTSDO: International Health Terminology Standards Development Organisation
SNOMED CT
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しかし、SNOMED CTには日本語版がないことや、以下のような問題があるようです。
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臨床分析を目指した症状記載コードの比較 PHYXAM、SNOMED-CT、ICFについて
SNOMED-CTでは電子カルテへの導入をスムーズに行うというコンセプトからか、意味による階層構造を重視した作りになっている。しかしこの意味による階層構造は検索性の点でやや問題を残しており、また部位の分類など本邦の分類になじみにくい面もあり、日本語訳は必ずしも容易ではない。
(一部抜粋)
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このような欠点を踏まえて、身体所見を中心にコードしたPHYXAMというコードが日本で作られているようです。PHYXAMは公表されており、ダウンロード可能です。
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医療情報システム開発センター
症状・所見マスター<身体所見編>
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PHYXAMは電子カルテに適用しようと試みられたようですが、その後どうなっているかは情報不足でわかりません。
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電子カルテシステムにおける "PHYXAM" 適用の試み
今後、部品化されたPHYXAMコード準拠のテンプレートを充実されることにより、医療現場で意識することなく、二次利用可能な所見の蓄積が可能となることが期待される。
(一部抜粋)
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臨床分析を目指した症状記載コードの比較 PHYXAM、SNOMED-CT、ICFについて
一方PHYXAMは検索性を重視して開発したため分析性に優れ、部位についても意味を持った階層構造化コードを採用したため文化間の違いを吸収しやすくし、翻訳の便として英語版を用意し、さらに他の言語へも翻訳しやすいように翻訳用テーブルも用意した。また値の評価に程度論理型を定義し、「あり・なし」による二段階表現から「3+、2+、+、±、-」の五段階評価までを許容し、これらの評価基準間の変換テーブルを用意した。このような配慮によりPHYXAMを用いれば国内での多施設間共同研究はもちろん、他国との共同研究にも利用可能な仕様である。
PHYXAMの問題点は詳細な記載が可能であり、構造化に伴って記載が冗長となり可読性に劣り、記載に時間がかかることが問題点である。これらの問題点を解決するためにはインターフェースを改善する方法と、ICF、ICPC-2、およびSNOMED-CTとの対応テーブルを作成してそれぞれの長所を生かす方法が考えられる。現在はICFとICPC-2について対応テーブルを利用可能であり、患者の訴えをICPC-2でコード化し、これを元に最低限必要な身体所見をICFで絞り込み、PHYXAMの表示項目を絞り込むインターフェースを開発可能とした。SNOMED-CTとの対応テーブル開発は今後の課題である。
(一部抜粋)
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コードがうまく適用されるためには、医療従事者が意識せずに入力・変換されて蓄積されることが必要です。そのためには、入力されたテキストとコードと媒介する優れたインターフェースの開発が必要になるということでしょうか。ここに難しさがあるのでしょう。
つづく
2010年4月14日水曜日
新病名思い出しツール
日本の診断支援システムCDSS(clinical decision support system)といえるツールがありますのご紹介します。
「病名思い出し」と名付けられた謙虚な(利用には注意が必要な)ツールですが、よく作りこまれているようです。
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ウェブ版・新病名思い出しツール
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こうしたものが電子カルテに組み込まれるとよいですね。ちょっと使ってみようと思います。
「病名思い出し」と名付けられた謙虚な(利用には注意が必要な)ツールですが、よく作りこまれているようです。
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ウェブ版・新病名思い出しツール
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こうしたものが電子カルテに組み込まれるとよいですね。ちょっと使ってみようと思います。
2010年4月7日水曜日
石岡第一病院訪問
ある強風の日、石岡第一病院の家庭医療プログラムの後期研修医を訪ねました。病院は新築移転していましたが、相変わらず活気がある病院でした。
ポートフォリオ作成支援でしたが、なかなか慣れていないと作成は難しいようです。長時間の面談、お疲れさまでした。
ポートフォリオ作成支援でしたが、なかなか慣れていないと作成は難しいようです。長時間の面談、お疲れさまでした。
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