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クリニックの窓 ~教えて、開業医のホント~(2014年4月号)
わが街の医療最前線(2012年10月23日日刊ゲンダイ掲載記事)
 ※月1000件の訪問診療はウェブサイトの誤植です。訪問診療件数の実績はこちら。

2012年12月22日土曜日

第1回 ベイズ公開リサーチ会議 開催のお知らせ

  2011年6月より「ドクターベイズ」臨床実地導入が開始されました。日々の診療に関する膨大な臨床データが徐々に蓄積されつつあります。今後は、診療データを用いた臨床研究を順次展開していく予定です。

  研究実施に先立ち、同研究グループの組織や臨床研究デザインの検討、さらにはデータソース公開の準備作業を進めていく予定です。この臨床研究のプロセスを公開会議の形式で検討していきたいと考えております。そこで今回、第1回会議を開催することとなりました。

  この会議は、「ドクターベイズ」を活用した臨床研究を行いたい研究者だけでなく、臨床研究に関心のある医師の参加も可能です。ぜひ奮ってご参加ください。

1回 ベイズ公開リサーチ会議
❚ 日時 2013年1月14日(月祝) 13:30~16:00
❚ 会場 武蔵国分寺公園クリニック 2階多目的室
❚ 対象者 ドクターベイズを活用した臨床研究を行いたい研究者または臨床研究に関心のある医師
❚ 定員 若干名
❚ 参加費 無料
※動画中継サービスによる公開も予定しています。
❚ 主催 ドクターベイズ研究班(班長 名郷直樹)
❚ 参加申し込み方法  事前にドクターベイズfacebookページなどからお申込みください。

※お問い合わせ
こちらのメールフォームまたは
公式ホームページから

第1回 ベイズユーザー会議 開催のお知らせ

  2011年6月より「ドクターベイズ」臨床実地導入が開始されました。現在2医療機関で実地導入され、徐々に膨大なデータが蓄積されつつあります。しかし、入力操作上の課題など、実地導入後にいくつかの改善点も明らかとなってきています。

  そこで、実地導入後の問題点を抽出・情報共有すること、今後予定しているバージョンアップに改善策を反映させること、などを目的とした、ユーザーの会議を開催することとしました。

  この会議は、すでに「ドクターベイズ」を活用しているユーザーを対象としておりますが、今後導入を検討している医師や担当者の参加も可能です。ぜひ奮ってご参加ください。

1 ベイズユーザー会議
   メインテーマ
「転帰入力について考える~A96原因はひとつでよいのか?」
   日時 2013114日(月祝) 10:0012:00
   会場 武蔵国分寺公園クリニック 2階多目的室
   対象者 ドクターベイズを活用している臨床医または導入を検討している医療従事者
   定員 若干名
   参加費 無料
 ※動画中継サービスによる公開も予定しています。
   主催 ドクターベイズ研究班(班長 名郷直樹)
   参加申し込み方法 事前にドクターベイズfacebookページなどからお申込みください。


※お問い合わせ
こちらのメールフォームまたは
公式ホームページから

2012年12月21日金曜日

2012年上半期の診療実績

  日頃より、武蔵国分寺公園クリニックをご利用いただき、ありがとうございます。2012年上半期(6月~11月)までの診療実績をご報告いたします。

  外来診療については、外来患者数が徐々に増加しております。2012年11月には月間のべ2308人(1日平均96.2人)にご利用いただいております。開院以来の診察券ID発行数は4214人となりました。

  地域のみなさまにご利用いただき、感謝申し上げます。

  開院以来の外来患者数の実績をグラフにしてみました。ピンクで示した部分がインフルエンザ予防接種数となっております。


 今シーズンも、たくさんの方がインフルエンザ予防接種で受診されています。昨シーズンはのべ1092人に接種いたしましたが、今シーズンは11月までにのべ1234人となっております。

  訪問診療についても、ご依頼が増えてきております。2012年9月にはのべ103件の訪問がありましたが、10-11月は落ち着いております。在宅患者数も20人以上となっております。

  これもひとえに、日頃からご協力いただいております連携医療機関のみなさま、地域の医療・介護関係者のみなさまのご支援のおかげです。感謝申し上げます。


  診療実績では、2012年11月にようやく初期の単月目標を達成しました。

  今後もみなさまにご利用いただけるよう、さらなるサービス改善へ向けて、職員一同取り組んでいきたいと思います。

  あたたかいご支援、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2012年12月8日土曜日

12月の研修予定

  今月は研修生受け入れを予定しております。

研修医
・多摩総合医療センター
医学部学生
・三重県地域医療研修センター(自治医科大学、三重大学)
薬剤師
・川崎市立多摩病院
・日本プライマリ・ケア連合学会

  日本プライマリ・ケア連合学会からの薬剤師研修受け入れは、プライマリ・ケア認定薬剤師制度の研修となります。
日本プライマリ・ケア連合学会
プライマリ・ケア認定薬剤師制度について
  ご協力、よろしくお願いいたします。

醫生 vs 病人死亡

  「『人は死ぬ』それでも医師にできること」の翻訳版が台湾で出版されています。

  原著はこちら。


  「週間医学界新聞」の連載「研修センター長日記」をまとめたものです。2003年地域医療研修センター設置当時の研修医教育の様子が描かれています。

2012年11月18日日曜日

薬剤師のジャーナルクラブ

  川崎市立多摩病院の薬剤師のみなさんが、抄読会を開催されているとのことで、お招きいただきました。

  会をはじめたばかり、とのことで、模索しながら取り組んでおられるようでした。

  夜にも関わらず、初期研修医を含めて多数参加されていました。

  今回のテーマは抗癌剤の副作用でみられる皮膚症状のひとつ、手足症候群(hand-foot syndrome)について。具体的な症例の疑問から文献検索を行い、2012年のランダム化比較試験を批判的吟味するという内容です。

  非常に熱心に取り組まれており、感銘を受けました。ぜひ、長く続けていただきたいと思います。こちらからは、担当者や参加者に負担にならないジャーナルクラブについて、コメントさせていただきました。

  後日いただいたメールの一部をご紹介したいと思います。(ご承諾ありがとうございます。)
昨日の抄読会について薬剤部の方々に聞いたところ、楽しかったとのことです。 このような抄読会ならやっていけるという意見もありました。 今回のように隣同士で意見をだし合うなど、今まで行ったことがない方もいたので楽し かったようです。  
英語はきらいだからあまり読みたくないような人から、今度から当日文献を渡して、その場で行う方が言い、そして今回のようなワ ークショップでやってもらいたいとの話があったので、驚きました。 
いつも、仕事中は病棟の業務に追われ、調剤に追われ、先輩に怒られる姿しか見ていな かったので、発表の内容や姿を見て、新たな一面を発見できることができました。 
今回は、一つの抄読会を行うことで、色々な事を学び、発見することができました。今後も、個々の薬剤師に負担がかからないように、楽しく抄読会が継続できるようにし ていきたいと思います。
  これからも、ジャーナルクラブの支援を続けていきたいと思います。

2012年11月14日水曜日

11月の研修予定

  今月は研修生受け入れを予定しております。

研修医
・多摩総合医療センター
医学部学生
・筑波大学
薬剤師
・川崎市立多摩病院
・日本プライマリ・ケア連合学会

  日本プライマリ・ケア連合学会からの薬剤師研修受け入れは、プライマリ・ケア認定薬剤師制度の研修となります。
日本プライマリ・ケア連合学会
プライマリ・ケア認定薬剤師制度について
  ご協力、よろしくお願いいたします。


2012年11月1日木曜日

インフルエンザの予防

  今年もインフルエンザの予防接種、始まっています。

  病気の説明書[1]インフルエンザの予防を一部改訂し、配布しております。
病気の説明書[6] インフルエンザの予防
  新たにこちらの論文データを追加しました。
CMEC-TV:居住区内の子供にインフルエンザワクチンを接種すると、ワクチンを受けない人のインフルエンザ感染は予防できますか? (2012年10月1日配信)

  地域の小児に予防接種を行ったところ、予防接種を行なっていない地域に比べて、地域住民のインフルエンザ発症が39%少ない、という結果です。

  ご希望の方は、お電話にてご予約ください。

2012年9月20日木曜日

発熱指数の推移

  EBMスタイル診療支援システム「ドクターベイズ」に入力された統計データを利用すると、外来を受診した方のうち発熱がみられる割合をリアルタイムで算出することもできます。

  この割合を「発熱指数」と呼んで、感染症のモニタリング指標のひとつとしています。

  2011年8月からの発熱指数の推移をグラフにしてみました。


  当院では2012年1月がピークとなっており、30%を超えています。外来患者のうち3人に1人は発熱の訴えがみられたということですが、地域のインフルエンザ流行期と重なっていると思います。

  2012年4月の山は、休日診療によるものです。休日診療では発熱の方がたくさん受診されています。

  最近は15%前後で落ち着いています。今後もモニタリングをつづけたいと思います。

2012年9月19日水曜日

インフルエンザワクチン予約開始

  インフルエンザワクチンの予約を開始しておます。65歳未満は10月1日から接種を開始します。(65歳以上は10月15日からの開始となります。)

  小児用量は以下のとおりです。
6か月以上3歳未満 0.25mL、2回接種
3歳以上13歳未満 0.5mL、2回接種
13歳以上 0.5mL、1~2回接種

  今シーズンも65歳未満は1回2,500円にて実施いたします。

  予防接種は月・木・金曜日の午後2時から4時までをおすすめしますが、診療時間内はいつでも接種できます。ご予約ください。予約はお早めにどうぞ。

2012年8月27日月曜日

予約システムを一部変更

  外来利用者数も増加し、混雑日には待ち時間も長くなりご不便をおかけしております。そこで、9月1日から予約システム・外来運用を一部変更します。

  これまで30分間隔としていた予約時間を15分間隔とし、待ち時間の短縮に努めます。

  なるべく予約の上受診されることをおすすめしますが、予約枠には限りがあります。予約がなく直接来院された場合にも、これまで通り外来の進行状況に応じて診療を行います。この場合には、待ち時間が長くなることがあります。(来院された際に、予約をお取りさせていただく場合もあります。)

  また、予防接種の時間帯を新設し、月・木・金曜日の午後2~4時に2階診察室を利用して、予防接種の一部を行う予定です。

  おかげさまで、訪問診療の依頼もふえてきており、訪問体制を強化する予定です。

  限られた診療スペースや資源のなかで、効率よくサービスを提供するにはどうすればよいか、これからも考えていきたいと思います。

2階にも待合いスペースを確保

2012年8月17日金曜日

禁煙外来もスタート

  8月から禁煙外来も開始しました。

  病気の説明書[5]は「タバコと禁煙」についてです。受付にて配布しております。ぜひご覧ください。
病気の説明書[5] タバコと禁煙
  なお、禁煙補助薬のバレニクリンには、効果だけではなく有害事象も報告されています。薬(保険)を使って禁煙できる、という効果の一面だけではなく、こちらの情報もあわせてご検討いただければと思います。
CMEC-TV:禁煙補助薬に害はないのでしょうか? (2012年7月23日配信)

2012年8月7日火曜日

勉強会、開催しました。

  2012年8月5日、クリニック主催の勉強会を開催しました。

夏のジャーナルクラブ

  午前中は「夏のジャーナルクラブ~糖尿病のエビデンス~」。ジャーナルクラブのワークショップは第3回目の企画となりました。

夏のジャーナルクラブ、開催。

  糖尿病のエビデンスを「CMECジャーナルクラブ」を利用して確認しながら、論文の基本的な読み方とそれをどう適用するか、について学びました。





2012年7月30日月曜日

基本研修ハンドブック

  本のご案内です。

  日本プライマリ・ケア連合学会編集の「基本研修ハンドブック」がいよいよ出版準備に入っております。南山堂から9月に刊行される予定です。

  2004年に刊行された「プライマリ・ケア医の一日 日本プライマリ・ケア学会基本研修ハンドブック」の改訂版となります。なかなかよい仕上がりになっていると思います。

  家庭医療後期研修プログラムでの研修を受けられる方をはじめ、家庭医療に関心のある学生・初期研修医・指導医のみなさま、ぜひご一読を。


2012年7月5日木曜日

少し太めが長生き

  7月4日の読売新聞に院長の取材記事が掲載されました。
メタボ基準据え置き - 「腹囲最重視」は要改善 
メタボと死亡率に関する研究に詳しい武蔵国分寺公園クリニックの名郷直樹院長は
少し太めの方が栄養状態が良くて長生きする。そうした人たちを『異常あり』と判定するのがメタボ健診だ」
と指摘する。
  ここで引用されている、日本人を含むアジア人110万人を9年間追跡したコホート研究はこちらです。
Zheng W, McLerran DF, Rolland B, et al. Association between body-mass index and risk ofdeath in more than 1 million Asians. N Engl J Med. 2011 Feb 24;364(8):719-29.PubMed PMID: 21345101.
  むしろやせのほうが死亡率が高い、という結果となっています。

2012年7月3日火曜日

小児のポリファーマシー

  第2回家庭医・病院総合医教育コンソーシアム(品川)に参加しました。今回は「polypharmacy」がテーマ。日頃、取り上げられることの少ないテーマですが、深刻な問題をかかえた重要なテーマであることが明らかとなりました。
家庭医・病院総合医教育研究会
  「小児のpolypharmacy」と題して、事例報告をしてきました。高齢者のポリファーマシーはよく取り上げられますが、小児のポリファーマシーについては国内では報告がほとんどないようです。海外の報告をいくつか紹介しました。




  ドイツでの一般青少年を対象とした横断研究(聞き取り調査)では、サプリメントや外用薬を含めて4種以上の薬剤を使用している人の副作用発現率は7.2%。14人に1人に副作用と思われる何らかの症状が出ていることがわかりました。薬が多くなればなるほど副作用が増えるのは、どの年代の調査でも同じ傾向です。


  小児の外来患者については、5剤以上の薬剤を使用しているのは米国で0.9%、スウェーデンでも0.5-0.8%という報告があります。日本での使われ方に比べて、かなり少ない印象です。


  日本のポリファーマシーについては、まずは実態調査が必要でしょう。また、アクセスがよい日本の医療環境下で、薬がどんどん増えていく構造上の問題について、よく考えていくべきかもしれません。

2012年6月25日月曜日

夏のジャーナルクラブ、開催。

  このたび、医学論文を読むための第3回ワークショップを開催させていただくことになりました。EBMの基本を身につけたい初級者からご参加いただけます。この機会をぜひ、お見逃しなく。 

夏のジャーナルクラブ ~糖尿病のエビデンス~
日 時:2012年8月5日(日) 9:00~12:00 
場 所:国分寺市立いずみホール 会議室
JR西国分寺駅南口 徒歩1分
http://kokubunjiizumi.typepad.jp/main/ 

講 師:
武蔵国分寺公園クリニック院長 名郷直樹 
CMECジャーナルクラブ編集長。
「ステップアップEBM実践ワークブック」「臨床研究のABC」著者。 

内 容:
ジャーナルクラブを利用しながら、医療現場でEBMの5つのステップを実践する方法を体験していただきます。 


対象者: 医療または医療情報に関する業務に従事している人または学生 
定 員: 24名(先着順) 
受講料: 無料 


◆ジャーナルクラブ作成ワークショップ 
  すでにEBMを実践している中級者向けに、「作成ワークショップ」を同時開催(11:00~12:00)いたします。 参加希望者は申し込みの際にご希望ください。作成ワークショップにはパソコンの持参をお願いします。 


申し込み方法: 下記1~3を明記のうえ、下記アドレス宛メールにてお願いします。    hidekawa●h2oir.com (●は@へ変更してください。)    
株式会社エイチ・ツー・オー綜合研究所 ワークショップ申し込み係(担当:河村)   
1. お名前   
2. 連絡先電話番号   
3. 作成ワークショップ(中級者)参加希望の有無  


  尚、先着順のため、定員に達した場合には、キャンセル待ちまたはお断りさせていただくことがあります。 
  前回5月の第2回ワークショップではキャンセル待ちが発生しております。希望者はお早めにご応募ください。 


主催:武蔵国分寺公園クリニック 
企画協力:CMECジャーナルクラブ編集部

第4回 クリニック勉強会のお知らせ

  これまで当院では2011年6月のクリニック新規開設に先立ちまして、公開勉強会「クリニックをつくる勉強会」を定期開催して参りました。クリニック内での診療にとどまらず、日頃から地域の医療・介護にご尽力いただいておりますスタッフの皆様と顔を合わせて、直接いろいろなことをざっくばらんに話し合う機会になればと思っております。 

これまでの勉強会

  このたび、その第4回勉強会を開催させていただくことになりました。ご興味があればご参集いたければと思いご案内申し上げます。


第4回 クリニックをつくる勉強会
人生の最後をどう迎えるか?
医療・介護の役割
■日時:2012年8月5日(日) 13:30~17:00 
■場所:国分寺市立いずみホール 和室 
JR西国分寺駅南口 徒歩1分 
http://kokubunjiizumi.typepad.jp/main/


■進行:武蔵国分寺公園クリニック 名郷直樹、福士元春  
■対象:医療・介護関係職員または学生 
■参加費:無料 
■定員:20名 


■参加申し込み(事前登録制)
武蔵国分寺公園クリニックホームページ http://ebm-clinic.com/ 
メールフォームから(氏名・所属・連絡先電話番号をお願いします)
または電話:042-320-4970 (担当:平野)


主催:武蔵国分寺公園クリニック

  ご参加お待ちしております。

2012年6月24日日曜日

これまでの勉強会

  これまで開催させていただいた「クリニックをつくる勉強会」は、以下の通りです。備忘録も兼ねて・・・リンク先の記事をご参照ください。

クリニック開設準備室 キックオフ会議
「クリニックのつくりかた」

第1回 クリニックをつくる勉強会 開催のお知らせ
「医療連携から地域全体のケアを考える―Innovative Care for Chronic Conditionsを利用して」

第2回 クリニックをつくる勉強会 開催のお知らせ
「武蔵国分寺公園クリニックから始める地域医療」

地域診断フィールドワーク
第3回 クリニックをつくる勉強会 
「私たちは、どんな地域で医療をしていくのか?地域診断フィールドワーク」
地域診断フィールドワーク終了

  クリニック主催の第4回勉強会を2012年8月5日(日)に予定、企画準備しております。要項は近日中にご案内いたします。

2012年6月18日月曜日

認知症診療のエビデンス

  6月13日に開催された「第13回 北多摩認知症を考える会」にて、「認知症診療のエビデンス」講演を行いました。

  認知症の危険因子、診断、治療に関するエビデンスを総ざらいしてまとめました。

  アセチルコリンエステラーゼ阻害剤やメマンチンの効果については、いくつかのメタ分析が発表されていますが、ほぼ一貫した結果となっています。


  認知機能や行動のスコアについては、プラセボと比較して1~3点の差となっています。70~120点のスケールですから、差は予想外に小さいと感じます。
  ADLやIADLでも-0.1SDの差となっていますが、これは偏差値でいうと1の差になります。

  このような効果を明らかな効果がある、と言ってよいのか。認知症治療のアウトカムは何か。いろいろと考えさせられる講演でした。(福士)

  「病気の説明書 認知症」も作成したいと思います。

2012年6月12日火曜日

指導医養成講習会の開催履歴

  これまで私どもが企画責任者として開催してきた指導医養成講習会は以下の通りです。

 講習会の2日間全体をアウトカム基盤型教育のパッケージングで行う、独自のプログラムを組んでいます。

  開催希望があれば、ご依頼ください。


2004年
8/21-22 地域医療指向型研修指導医養成講習会(東京)

2005年
2/11-13 第2回地域指向型研修指導医講習会(横須賀)
9/23-24 第3回JADECOM 新医師臨床研修制度 地域志向型指導医講習会(伊東)
10/8-9 第4回JADECOM 新医師臨床研修制度 地域志向型指導医講習会(奈良)
11/19-20 平成17年度第1回徳島県臨床研修指導医養成講習会(徳島)

2006年
7/22-23 平成18年度三浦半島地域 臨床研修指導医養成講習会(横須賀)
10/8-9 平成18年度第1回徳島県臨床研修指導医養成講習会(徳島)
11/11-12 第5回JADECOM 新医師臨床研修制度 地域志向型指導医講習会(東京)
11/25-26 平成18年度第2回徳島県臨床研修指導医養成講習会(徳島)

2007年
11/23-24 平成19年度第1回徳島県臨床研修指導医養成講習会(徳島県上勝町)

2008年
10/25-26 JADECOMゆいまーる指導医講習会(沖縄)
11/3-24 平成20年度第1回徳島県臨床研修指導医養成講習会(徳島県上勝町)

2009年
2/21-22 三浦半島地域 臨床研修指導医養成講習会(横須賀)
3/20-21 第6回JADECOM 新医師臨床研修制度 地域志向型指導医講習会(東京)
10/31-11/1 平成21年度 徳島赤十字病院臨床研修指導医養成講習会(徳島)
11/22-23 平成21年度徳島県臨床研修指導医養成講習会(徳島)

2010年
6/5-6 平成22年度 第1回国家公務員共済組合連合会病院臨床研修指導医養成講習会(東京)
10/23-24 平成22年度 第1回徳島県臨床研修指導医養成講習会(徳島)
12/18-19 市立堺病院 臨床研修指導医養成講習会(堺)

2011年
1/29-30 平成22年度 第2回国家公務員共済組合連合会病院臨床研修指導医養成講習会(東京)
11/26-27 平成23年度 第1回徳島県臨床研修指導医養成講習会(徳島)

2012年
2/11-12 平成23年度 第3回国家公務員共済組合連合会病院臨床研修指導医養成講習会(東京)
11/23-24 平成24年度 第1回徳島県臨床研修指導医養成講習会(徳島)

2013年
11/23-24 平成25年度 第1回徳島県臨床研修指導医養成講習会(徳島)

2013/11/26更新

2012年6月11日月曜日

青森総合診療学術フォーラム

  5月26日青森市で開催された、青森総合診療学術フォーラム(於 アスパム)に参加し、「現象をいかにとらえるか? ―EBMから構造構成主義へ 」と題して講演を行いました。



  長寿を追求した効率的な医療(アウトカム=死亡率)だけでは現場の課題を解決できなくなっている現在、全体を取り扱う方法としての構造構成主義はますます重要な位置づけとなってきていると考えております。

  最近取り組んでいる仕事の整理にもなり、また興味深いご意見もたくさんいただき、勉強になりました。

  お招きいただき、ありがとうございました。

2012年6月9日土曜日

薬剤師研修、はじまりました。

  今月から、クリニックでの薬剤師臨床研修を開始しました。

  病院に勤務する薬剤師からの希望を受け、「医療専門職 臨床研修プログラム」を企画。診療見学や面談、病院との協定などの手続きを経て、今回当院でははじめて研修受け入れとなりました。

  外来診療・訪問診療にチームとして参加していただいております。みなさま、ご協力ありがとうございます。

  専門的な意見交換や情報検索など、医師にとってもたいへん有益な機会となっております。さらに、訪問診療では、一緒に訪問させていただくことで薬に関する話題がふえたり、同行したことをたいへん喜んでくださる方も多く、臨床現場での薬剤師の役割を再認識させられております。

  当院では、日本プライマリ・ケア連合学会が養成している、プライマリ・ケア認定薬剤師の研修制度にも協力しております。

日本プライマリ・ケア連合学会
プライマリ・ケア認定薬剤師制度のご案内
  このような医療専門職の育成には、今後も積極的に取り組んでいきたいと思います。

2012年6月5日火曜日

ドクターベイズデモ実施

  6月4日、沖縄県の診療所とつないで、ドクターベイズのデモを行いました。

  また、富山県の病院とつなぎ、ドクターベイズのデモのための接続テストを行いました。こちらは6日にデモを行う予定です。

ドクターベイズ 

2012年6月1日金曜日

開院1周年

  開院して1年となりました。慌ただしい毎日でしたが、あっという間の1年でした。

  ここまで続けてこられたのも、地域のみなさまのあたたかいご支援のお陰だと思います。心より感謝申し上げます。

  また、スタッフのみなさんの熱意と尽力はただならぬものでした。これからもどうぞよろしくお願いします。

  1年をふりかえりながら、いろいろな活動を企画しております。今後とも、地域のみなさまに親しまれるクリニックとなるよう、少しずつ前進していきたいと思います。

  これからも何卒よろしくお願い申し上げます。

  本日もいつも通り、診療を行います。

 ※6月2日18:00~は臨時休診となります。ご了承ください。

2012年5月31日木曜日

治療を打ち切る絶望と在宅で生活する希望のはざまで

  明日6月1日17:30から、名郷院長が多摩総合医療センターで緩和ケアの講演 「治療を打ち切る絶望と 在宅で生活する希望のはざまで」を行う予定です。

  EBMの視点だけではなく、ナラティヴや構造主義の視点を盛り込みながら、興味深いテーマとなっております。

  在宅医療には希望があるのか?対象者の方はお見逃しなく。

  新たに作成した「訪問診療依頼書」もご案内させていただく予定です。

2012年5月24日木曜日

日本小児科学会推奨スケジュール改訂

  「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」が改訂されています。

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール
  ヒブワクチンの追加接種(4回目)を12か月からの早期に接種すること、水痘ワクチン2 回目を18 か月以上2 歳未満に接種することなどを推奨しています。

  PDFにてご覧いただけます。ご参照ください。

2012年5月22日火曜日

夢の診療支援システム

  日本医事新報の2012年3月31日号に、「これからのプライマリケア医に必要なこと」という座談会が掲載されています。
プライマリケア・マスターコース 1周年記念座談会 
これからのプライマリケア医に必要なこと
  名郷院長が松戸市のわざクリニックの和座一弘先生、水戸地域医療教育センターの徳田安春先生と対談しています。ぜひご覧ください。

  ドクターベイズについて「夢の診療支援システム」として紹介されています。
やはり誰かのエビデンスを使うよりは、自分のセッティングによるエビデンスを使ったほうが圧倒的によいです。
(武蔵国分寺公園クリニック 名郷直樹院長)  
このシステムは素晴らしいと思います。
(水戸地域医療教育センター 徳田安春先生) 
診療支援システムの話は、(中略)私たちが1つの夢というか、1つの道として、目標とすべきことではないかと思います。
(わざクリニック 和座一弘先生)
  他にも診療支援システムの例として、有用なものがいくつか紹介されています。

ドクターベイズ 

2012年5月18日金曜日

停電対策

  夏に向けて、停電した際の保冷対策について検討しています。保冷効果がどの程度維持できるか、自記式の温度計を使って実証試験をしています。

 
  薬品の在庫が増えてくると、突然の停電はちょっと恐ろしいです。今後は、クリニックの節電対策も検討していきたいと思います。

2012年5月17日木曜日

ワーファリン対応しました

  ワーファリン(ワルファリン)服用中の方が受診されるようになりましたので、PT-INR測定機器を導入することになりました。


  訪問診療時に在宅での測定も可能です。心疾患などでワーファリン内服中の方も、ぜひご利用ください。

2012年5月8日火曜日

臨床研究のABC

  院長の著書「臨床研究のABC」が重版となりました。臨床研究に取り組もうとする方々に、長く親しまれているようです。

  書評は神戸大学医学部感染症内科教授の岩田健太郎先生のブログから。
楽園はこちら側
臨床研究のABC(名郷先生)  ある雑誌に頼まれて、書評を書きました。これは良い本です。 明日から臨床大好きなあなたも、臨床研究したくなる。 神戸大学 岩田健太郎
  興味がある方はぜひどうぞ。

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2012年5月4日金曜日

地域医療実践のための「5の軸」

  地域医療を実践する上で、われわれがひとつの指針として大事にしている「5の軸」をご紹介します。

5の軸
  1. 患者によって自分を変える。
  2. 患者や問題の種類により差別をしない。
  3. 生物学的問題だけでなく心理社会的問題も重視する。
  4. 臓器・ヒトにとどまらず、家庭・地域も視点とする。
  5. 診察室に来ない人のことも考慮する。
  地域医療の実践だけではなく、学生・研修医教育の際にも参照できる指針となっています。

  他にも、0の軸、1の軸、3の軸、五十嵐の10の軸、12の軸とありますが、またいつかご紹介したいと思います。

2012年5月2日水曜日

鼎談「差異と診断」

  JIM 4月号(医学書院)に池田清彦先生、岩田健太郎先生と名郷直樹院長の鼎談が掲載されています。
JIM 2012年4月号◆JIMで語ろう
池田清彦×名郷直樹×岩田健太郎 鼎談
「差異と診断」(前編)
  「差異性を切り捨てることによって、役に立つ、便利な部分に特化してゆく。その便利さを抜きにしては科学も医学も進歩できません。ただ、どういうふうにして捨てるのが最も良いのかについては敏感でなければなりません。」

  効率的な診断のための差異性の切り捨てと、それによって失われるものについては、常に意識的になる必要があるでしょう。

  ドクターベイズについても紹介されています。診断の可能性を排除せずに示すコンピューターと、可能性を絞り込む経験ある医師とが、得意分野を生かしながらうまく診断プロセスを進めていけるとよいのかもしれません。

2012年4月28日土曜日

スピーチプライバシー

  診察室の声が廊下や待合室に漏れる、というご意見をいただきました。

  診察室の構造上の問題については、現在検討中ですぐに対応できませんが、音漏れを少なくするシステムを試験導入することにしました。
ヤマハ
スピーチプライバシーとは?
スピーチプライバシーシステム
  今のところ、ドア越しの音漏れについては一定の効果が期待できそうです。


2012年4月27日金曜日

ワクチンで肝がんは防げますか?

  病気の説明書[4] 配布しております。

  今回はご質問いただくことの多い、B型肝炎ワクチンについてです。
病気の説明書[4] B型肝炎ワクチン
  B型肝炎ワクチンは、国内では持続感染している母親からの母児感染対策として実施されていますが、任意接種のため一般にはまだほとんど浸透しておりません。

  世界的にはすべての小児に接種する国が大半で、WHO(世界保健機構)でも未接種者には積極的な接種が推奨されています。

  ワクチンにはどんなメリットがあるのでしょうか?ご覧ください。

単独のポリオ不活化ワクチンは9月導入予定

  厚生労働省のホームページに、これまでの不活化ポリオワクチンの円滑な導入に向けた取り組みについて、詳細が公開されています。

  今後は、不活化ポリオワクチンの導入状況についても、こちらで最新情報が入手できるかもしれません。ご参照ください。
厚生労働省
予防接種情報 > ポリオワクチン

  なお、当院で発注している輸入ワクチンの本日入荷予定分が遅れています。一部の方には予約を変更していただいております。ご不便をおかけして、申し訳ありません。

  報道後にワクチン接種希望者が増えております。当院ではひきつづき、輸入ワクチンの接種のご予約を承っております。お問い合わせください。

2012年4月20日金曜日

不活化ポリオワクチンについて

  9月から定期接種として接種開始されるとの報道がなされています。定期接種として導入されれば、原則公費負担となり、接種を無料で受けられるようになる見通しです。

  承認されるのはポリオ単独の不活化ワクチン「イモバックス ポリオ」(サノフィパスツール社)。これまで当院で接種してきたワクチンと同じものとなる見通しです。  

  現在、輸入ワクチンの接種をご検討の方は、遠慮なくお問い合わせください。


2012年4月19日木曜日

JIMセミナー

  医学部 5・6年生および研修医(後期研修医を含む)限定でセミナーが開催されます。
〈JIMセミナー〉 Dr.岩田&Dr.名郷が語る「ゼロからの診断学」
  書籍『構造と診断—ゼロからの診断学』の発行を記念し, 日本を代表するジェネラリスト(総合医)であり,総合診療誌『JIM』にゆかりの深い, 岩田健太郎(神戸大学医学部感染症内科),名郷直樹(武蔵国分寺公園クリニック)両氏による, 医学生・研修医(後期研修医を含む)向け〈JIMセミナー〉を開催します。
  名郷院長の講演は「構造主義科学論からみた診断学—現象と診断名のギャップに焦点を当てて」。岩田先生とのクロストークも注目です。

  興味のある方はぜひご参加ください。

2012年4月12日木曜日

今月の研修受け入れ

  今年度も研修受け入れがはじまりました。

  外来診療・訪問診療に立ち会わせていただいております。ご協力よろしくお願い申し上げます。
  • 筑波大学(医学部学生)
  • 川崎市立多摩病院(薬剤師)
  このたび、「医療専門職 臨床研修プログラム」を作成しました。医療専門職の育成にも取り組んでいきたいと考えております。

※お問い合わせ
こちらのメールフォームから

2012年4月5日木曜日

65歳以上の疾患頻度

  これまでに当院に受診された65歳以上の方の疾患頻度を、ドクターベイズ集計機能で確認してみました。(2012年4月5日現在)

  1 健康維持・予防医学 12.0%
  2 高血圧症 5.0%
  3 急性上気道炎 3.6%
  4 認知症 3.0%
  5 発熱 2.5%
  6 糖尿病 2.1%
  7 脂質異常 2.1%
  8 心不全 1.7%
  9 便秘 1.6%
  10 睡眠障害 1.6%

  上位にはやはり、高齢者特有の疾患が並んでいます。当院に受診された方のうち、65歳以上は10.1%を占めていました。

  ドクターベイズではこのような集計結果も瞬時に参照することができるようになっております。

2012年3月30日金曜日

平成24年度 子宮頸がん予防接種助成対象者について

  国分寺市からのお知らせです。

  平成24年度もひきつづき、子宮頸がん予防接種助成制度が適用されます。対象は新中学1年生から新高校1年生相当の年齢(平成8年4月2日から平成12年4月1日生まれ)の女性です。

  ただし、平成23年度に高校1年生相当の年齢(平成7年4月2日から平成8年4月1日生まれ)の女性で、平成24年3月31日(土)までに、本助成制度により、1回以上接種をしている場合に限り、24年度も引き続き助成対象とする予定です。

  詳しくは国分寺市ホームページをごらんください。
国分寺市
平成24年度ヒブ・小児用肺炎球菌・子宮頸がん予防接種助成事業

2012年3月19日月曜日

質的分析の実際

  3月17日、筑波大学にて質的研究の講演および実演を行いました。

  西條剛央先生が提唱する構造構成主義に基づいた構造構成的質的研究法(SCQRM)を利用しながら、大谷尚先生が開発したSCAT(Steps for coding and theorization)を一部改変した方法(すだれSCATと呼んでいます)で質的分析を体験していただきました。


2012年3月2日金曜日

質的分析進行中

  2月29日は都内では大雪となりました。泉町交差点にも雪が積もっていました。


  悪天候の中、現在取り組んでいる研究、質的分析の作業を進めました。研修医に対する評価表の記述データを、「すだれSCAT」法で分析しています。

2012年2月27日月曜日

チームからの行動評価

  実習の学生に対して、当院はじめての「チームからの行動評価(360度評価)」を実施しました。

  この評価は研修医に対して以前から行なっているものですが、態度や行動を以下の4項目について3段階で評価し、コメント(特に良かったところ)を書いてもらうという形式です。

  • 患者さん・利用者とプロとしての信頼関係を築く
  • 言葉によるコミュニケーション
  • チームワーク・仲間と共に働く
  • 連絡がつきやすい

  職員みなさんから、あたたかいフィードバックをいただきました。今後も取り組んでいきたいと思います。

2012年2月14日火曜日

花粉症治療は点鼻ステロイド薬から

  病気の説明書、第3弾を作成しました。

  花粉症は約30%の人がかかるといわれるほど、よくみられる病気です。それだけに、この時期いろいろな検査や治療の情報が気になりますね。
病気の説明書[3] 花粉症
  治療には点鼻ステロイド薬がまず推奨されます。鼻の症状だけでなく、目の症状も軽減する効果があるとされています。効果が確認されているだけではなく、副作用も少なくなっています。

  スギ花粉が飛び始めたという情報も報道されていますが、花粉症の方にはこれからが大変な季節です。どうかご自愛ください。

2012年2月13日月曜日

指導医養成講習会(虎の門)

  第3回国家公務員共済組合連合会病院臨床研修指導医養成講習会(主催責任者:シミュレーション・ラボセンター 中西成元先生)が虎の門病院で開催されました。

  今回は医師臨床研修制度を経験した若手医師も多数参加されていました。2日間で16時間以上の講習時間という、相変わらず過酷な講習会でしたが、最後まで熱心に議論を交わしていただきました。


2012年1月24日火曜日

インフルエンザA型流行中

  2012年1月16日~21日の発熱指数が20となっています。

  インフルエンザの本格的な流行が始まりました。学童を中心に広がっています。ご注意ください。

  EBMスタイル診療支援システム「ドクターベイズ」では症状をコードしているため、診断に関する統計がリアルタイムに参照できるようになっています。

※すべての受診患者のうち発熱患者の割合

2012年1月23日月曜日

雪が降っています

  首都圏は雪。西国分寺でも積雪がみられています。明日の訪問診療が心配です。

  インフルエンザが流行しています。みなさま、どうかお体には十分お気をつけ下さい。


  東京都の感染症発生動向はこちらを。
東京都感染症情報センター
東京都感染症発生動向調査

2012年1月16日月曜日

予防接種業務改善しました

  クリニックでの予防接種業務は、インフルエンザワクチンの影響もあり、診療全体の41.4%(2011年6月1日開院~2011年12月22日)を占めていました。

  これまでに予防接種に関する7件のインシデント報告がみられたため、予防接種業務改善のため、全職種でのワークショップを2011年12月23日に開催しました。

  現在の予防接種業務の問題点をブレインストーミングし、問題点を整理した上で、具体的な改善策を検討しました。7つの改善策が挙げられました。

  2012年1月13日までに、これらの改善策は実施されております。

  医療事故のない安全な診療を目指して、今後も対策を進めていきたいと思います。


2012年1月7日土曜日

Evidence Update 2012

  名郷院長により編集された特集の紹介です。

  南山堂の雑誌「薬局」の1月号です。2011年に発表された注目トピックの最新エビデンスをまとめた特集が掲載されています。

  最新エビデンスの確認にどうぞ。

薬局 2012年 01月号 [雑誌]
薬局 2012年 01月号 [雑誌]
posted with amazlet at 12.01.06

南山堂 (2011-12-28)

2012年1月6日金曜日

受診理由の集計(2011年)

  武蔵国分寺公園クリニックに受診した方の受診理由を集計しました。EBMスタイル診療支援システム「ドクター・ベイズ」による集計結果です。

集計期間:2011年6月1日(開院日)~12月28日

  開院以来、7か月間で予防接種の受診が最も多いという結果でした。つづいて、咳、鼻汁、発熱という順になっております。

  武蔵国分寺公園クリニックでは「ドクター・ベイズ」を利用して、受診理由と最終診断の統計を、リアルタイムで分析しながら診断に役立てています。

  クリニック公式ホームページでは、毎週の集計結果を公表しております。ご覧ください。


2012年1月1日日曜日

あけましておめでとうございます

  新年明けましておめでとうございます。

  昨年はたくさんの方々のご支援をいただき、おかげさまで無事、武蔵国分寺公園クリニックを開設させていただくことができました。地域の皆様に親しまれるよう、これからも頑張りたいと思います。

  また、地域医療に関わるスタッフ育成のために、今年はさらなる活動を展開していきたいと思います。

  今年もどうぞよろしくお願いします。 
 平成24年 元旦