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2011年8月12日金曜日

不活化ポリオワクチン Q&A

  これまでご質問をいただいておりますので、ご紹介したいと思います。

Q. 不活化ポリオワクチンは予約なしですぐに接種できますか?

A. できません。当院では完全予約制とさせていただいております。予約いただいた方の2回目までの輸入ワクチンを確保します。その後、3回目以降の接種については、接種時期によって個別相談いたします。
  今のところ9月第1週からの接種を予定しております。

Q. 接種スケジュールはどのようになりますか?

A. 当院では不活化ワクチン4回接種(CDC方式)を推奨しております。詳細はこちらの記事をご覧ください。
来年まで待たず、不活化推奨

Q.1回目の接種後、どのくらいの間隔で2回目を接種すればよいでしょうか。最短期間をお教えください。

A. 2回目の接種は1回目の接種後4~8週間後となっておりますので、最短で1回目の接種から4週間後となります。

Q.ポリオワクチンの接種後、他の予防接種はいつから受けられますか?

A. 不活化ワクチンですので、1週間後から接種可能です。

Q. 2回目の接種後に生ポリオワクチンを飲ませたいと考えています。2回目と生ワクチンの接種間隔は1ヶ月ほどでよいでしょうか。 

A. 2回の不活化ワクチン接種だけでは完全な免疫ができないことがわかっています。生ワクチンによるポリオ発症を完全に予防するためには、原則として不活化ワクチン4回接種をおすすめします。
  もし費用負担など何らかの理由で併用接種を希望される場合には、十分抗体ができてからの生ワクチン接種がよいと思われます。WHOの推奨どおり、2か月以上間隔をあけることをおすすめします。

Q. 1歳になりますが、まだポリオワクチンを接種していません。今からでも接種してよいですか?

A. 可能です。スケジュールをはずれた4か月から6歳児の場合、4週間の間隔で3回目までの接種を行います。(CDC catch up schedule)

Q. 万一、予防接種による健康被害が生じた場合、補償は受けられるのでしょうか?

A. 日本では未承認の医薬品です。厚生労働省・経済産業省に輸入申請書を提出し、厚労省地方厚生局から薬監証明書を取得して輸入するワクチンです。
  万一、接種に伴い健康被害が生じた場合、予防接種法に基づく「予防接種健康被害救済制度」による各種補償は受けられません。また、「独立行政法人医薬品医療機器総合機構法」も適用されません。
  本ワクチンは輸入業者による「輸入ワクチン副作用被害救済制度」が適用されます。詳細はこちらをご覧ください。
      RHC USA Cooperation 不活化ポリオワクチン 【Imovax Polio】のご案内
     「輸入ワクチン副作用被害救済制度」 をご覧ください。
  他の定期・任意予防接種と同時接種されると、予防接種法に基づく「予防接種健康被害救済制度」による各種補償が受けられなくなる可能性があります。そのため、本ワクチンは単独接種をおすすめします。

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