今週末、台東区立台東病院に於いて、地域医療振興協会の後期研修プログラム(地域医療型)「地域医療のススメ」に在籍する後期研修医に対して、臨床研究ワークショップを行いました。
EBMから臨床研究へ―RCTのあとに何ができるか―
心不全に対する抗アルドステロン薬の研究を一例として、橋渡し研究(Translational research)のプロトコール作成を行いました。
参加者はすでにEBMの基礎的理解があり、非常にスムーズな進行でした。
家庭医療専門医になるには臨床研究の経験が必要ですが、このハードルが非常に高いようです。臨床研究に取り組むには一定の研修カリキュラムが必須となります。時間をかけてまず当面はプロトコール作成を目標に進めていく予定です。
また、今春採用された後期研修医に対しては、糖尿病を自然言語で説明してみてください、という課題を例に、病気やコトバの解釈の幅広さについて考えていただく新企画のワークショップを行いました。
今後、医療従事者と患者の認識を探る探索的研究へ発展させていきたいと思います。
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